『ガンに対する効用』

現在、日本人の死亡原因の中でガンは高い数値を示しています。死亡原因の実に3人に1人がガンでであることは良くご存知でしょう。

免疫作用の活性向上が期待できる「穿心蓮」

 皆さんがご存知のように、ガンに対する特効薬はいまだかつて存在はしていないと言っても過言ではないでしょう。
 確かに抗ガン剤として全世界の各薬品メーカーからは、次々と期待される新薬が開発され、発表されると同時に様々な試みが行われています。しかし、こうした抗ガン剤と称する薬品類はその多くが強い副作用を伴うものがほとんどであることもまた事実です。そしてまたこれらがある人には絶大な効果をもたらしてくれ、一方では毒にも薬にもならない・・・いやむしろその副作用(毒性といったほうが正しいかも知れません)が強くてより苦しむ人々がいることも事実です。現在はこんな現象が続いている状態と言えます。

 穿心蓮はそういったものの中でひょっとすると画期的な効能をもつ一つの道標となる可能性があります。それは穿心蓮が2つの点から免疫作用の活性化を促している点にあります。

 これらの性質は穿心蓮が腫瘍形成因子(発ガン因子)や感染体へ効果的に働いてゆくものと考えられています。免疫応答の能動的な刺激剤として、免疫機能を2つの面から高めることがマウスによる研究から示されました。それは一つが特定抗原反応、もう一つは不特定な免疫反応です。

 穿心蓮から抽出されたエキスは、白血球の細胞増殖機能の免疫力を高めることが次第に明らかにされました。リンパシステムとは免疫システムの一つであり、血液やリンパのような液体を運ぶ循環システムといえます。

 リンパはバクテリアやウイルスの侵入を防ぎそれらをリンパ結節に押し込みます。リンパ結節に押し込められたバクテリアやウイルスは白血球(リンパ球)によって撲滅されます。

 穿心蓮はすばらしい免疫システム増強剤であり、そしてガンの治療に効果があることもわかってきました。人体の各器官に与える影響を解明するための多くの研究があります。生体中での穿心蓮の分布は実に体内の広い領域に分布していることが判っています。
 特に高い分布を示す器官は中枢神経系であり、多量の血液が循環しているその他の器官、例えば、大腸、脾臓、心臓、肺、腎臓にも高い分布が認められます。

 また、服用した量の80%は8時間で体外に排泄されるという調査結果も報告されています。

ガン治療の研究が期待される穿心蓮

 さかのぼっては、1977年には60名のガン患者において穿心蓮を用いた実験が遂行されていました。その中の41名はガン転移が確認されているもので、Journal of chinese Medicine(ジャーナルオブチャイニーズメディスン)において報告されたものですが、12名の患者については、穿心蓮とその複合物のみで完治してしまいました。

 その他の患者については、穿心蓮の他に標準的な薬が施されましたが、驚くことに47名については腫瘍の再成長は無くなったのです。

 このレポートに基づいて、アメリカの調査隊が穿心蓮の抽出物をテストするためにFDAからテスト用に新しく薬状となったものを入手しています。1996年に初期の試験が示したのは、穿心蓮からの抽出物が安全であり、前立腺ガンと胸部ガンの両方においてその成長の抑止効果があったことが特徴的です。

 同様に非ハドキンズリンパ腫においても抑止効果があることが報告されています。実験室において成長させた胸部ガン細胞について、穿心蓮を用いた結果から研究者は、たぶんガン細胞のDNAの合成を穿心蓮が阻止しているのであるとの確証を得ています。

 ニューヨーク・バッファローのローズウェルハークガンセンターで行われた研究については穿心蓮の抽出物が前立腺ガンに対する抑止効果があり、その抑止効果はシスプラチン薬(抗腫作用を持つ)を用いた結果に匹敵するほどの高い効果をしたと報告しています

 日本の研究者たちからも胃ガンの細胞増殖を止める効果が穿心蓮にはあるとの報告があります。
 研究の内容は、同一条件上で穿心蓮の存在下にあるガン細胞の成長は8以下であるのに対し存在なしの場合には120を超えたという結果でした。
 また、他の日本の研究者グループでは肉腫(sarcoma)の研究での結果は、穿心蓮がその腫瘍の成長を抑制阻止するものであることを示しました。

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